『ブラック・ミラー』の「宇宙船カリスター号」、検索してここに来た方は「あのクルーを演じていたのは誰?」「2025年の続編には誰が出てるの?」が知りたいところだと思います。私も配役を整理したくて、原典と続編のキャスト情報をまとめました。
先に要点です。オリジナルは『ブラック・ミラー』シーズン4第1話「宇宙船カリスター号」(原題 USS Callister/2017年)で、主演はロバート・デイリー役のジェシー・プレモンスと、ナネット・コール役のクリスティン・ミリオティ。そして2025年4月、シーズン7で続編「宇宙船カリスター号:インフィニティの中へ」が配信され、多くのクルーが再集結しています。ここでは両方のキャストを役名つきで整理します。
「宇宙船カリスター号」とは?キャストの前提を整理
まず作品の前提から。「宇宙船カリスター号」は、Netflixで配信されているSFアンソロジー『ブラック・ミラー』のシーズン4第1話(2017年)で、エミー賞を複数受賞したシリーズ屈指の人気エピソードです。
物語の舞台は、VRゲーム「インフィニティ」の世界。現実では同僚に見下されている開発者デイリーが、社員のDNAから作ったデジタルクローンを、自分だけの仮想宇宙船「カリスター号」に閉じ込めて暴君として支配している——という設定です。レトロな宇宙活劇の見た目と、その裏にあるデジタル監獄のギャップが鋭く描かれます。キャストはみな「現実の社員」と「クローンとしての歪んだ役柄」の二面を演じ分ける必要がありました。
そして2025年4月10日、この回の直接の続編「宇宙船カリスター号:インフィニティの中へ」(シーズン7・90分)が配信されました。ブラック・ミラーで唯一、過去エピソードの直接の続編にあたる作品です。後半でこの続編キャストもまとめます。

主要キャスト(オリジナル版・シーズン4第1話)
役名と俳優を、主要人物から順に整理します。
ロバート・デイリー役|ジェシー・プレモンス
物語の中心となる、現実では卑屈な開発者・仮想空間では暴君という二面を演じたのがジェシー・プレモンスです。現実世界では猫背で小声、仮想空間では自信に満ちた船長、という切り替えが見事で、この役でエミー賞の主演男優賞にノミネートされました。
『ブレイキング・バッド』の好青年を装うサイコパス・トッド役、『FARGO/ファーゴ』シーズン2、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(アカデミー助演男優賞ノミネート)などで知られる実力派です。
ナネット・コール役|クリスティン・ミリオティ
デイリーのデジタル監獄に新たに取り込まれ、反旗を翻すヒロイン・ナネットを演じたのがクリスティン・ミリオティです。混乱と絶望から抵抗へと向かう変化を、力強く演じました。
ブロードウェイ・ミュージカル『Once』でトニー賞ノミネート、『ママと恋に落ちるまで』の“お母さん”役、映画『パーム・スプリングス』などで知られます。近年はドラマ『THE PENGUIN/ザ・ペンギン』のソフィア・ファルコーネ役も高く評価されました。
ジェームズ・ウォルトン役|ジミ・シンプソン
デイリーの共同創業者でカリスター社CEOのウォルトンを演じたのがジミ・シンプソンです。現実では有能で傲慢、仮想では無力な副官という落差を表現しました。『ウエストワールド』の若き日のウィリアム役、『フィラデルフィアは今日も晴れ』などで知られます。
その他のクルー
カリスター号には、ほかにも囚われたクルー(=現実の同僚のクローン)が搭乗しています。役名と俳優を正確に挙げておきます。
- シャニア・ローリー役|ミカエラ・コール:ナネットに世界の真実を伝える通信士官。コールはのちに『I May Destroy You』を制作・主演し、世界的に評価されたクリエイターです。
- カール・プローマン/ヴァルダック役|ビリー・マグヌッセン:ゲーム内では宿敵ヴァルダックとして描かれるクルー。マグヌッセンは『ゲーム・ナイト』『アラジン』(2019)『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』などに出演。
- ネイト・パッカー役|オシー・イクヒレ:操舵手にあたるクルー。『ターザン:REBORN』『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』などに出演。
- エレナ・トゥラスカ役|ミランカ・ブルックス:デイリーの気まぐれな暴力に怯えるクルーの一人。
- カビール・ドゥダニ役|ポール・G・レイモンド:診断担当の技術系クルー。『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』『デッドプール&ウルヴァリン』などに出演。
カメオ出演
本作には遊び心のあるカメオもあります。現実のオフィスのシーンに一瞬映る社員役で、プレモンスの実生活のパートナー(後に妻)であるキルスティン・ダンストが出演。さらに、デイリーがゲーム内で言い争う相手のプレイヤーの声として、『ブレイキング・バッド』の共演者アーロン・ポール(役名Gamer691)が声のみで参加しています。
続編「宇宙船カリスター号:インフィニティの中へ」(2025)のキャスト
ここからが今回の大きな更新点です。2025年4月10日、シーズン7の最終話として続編「宇宙船カリスター号:インフィニティの中へ」が配信されました。監督はトビー・ヘインズ、上映時間は90分と映画サイズで、主演はナネット・コール役のクリスティン・ミリオティが務めます。
オリジナルのクルーの多くが続投しています。ジミ・シンプソン(ウォルトン)、ビリー・マグヌッセン(ヴァルダック)、オシー・イクヒレ(パッカー)、ミランカ・ブルックス(トゥラスカ)、ポール・G・レイモンド(ドゥダニ)が再集結。ジェシー・プレモンスも、ロバート・デイリーのデジタルクローンとして登場します。
一方で、シャニア・ローリー役のミカエラ・コールは続編に出演していません。劇中では、シャニアが画面の外で亡くなったことが示唆されます。出演者の変化を気にしている人は、ここを押さえておくとよいです。
続編ならではの遊び心として、実在の人気ゲーム配信者がゲーマー役でカメオ出演しているのも話題になりました。DanTDM(ダニエル・ミドルトン)やTommyInnit(トーマス・サイモンズ)といった名前がクレジットに並んでいます。
よくある質問
Q. 「宇宙船カリスター号」はどこで見られますか?
Netflixの『ブラック・ミラー』シーズン4第1話です。続編「インフィニティの中へ」は同じくNetflixのシーズン7に収録されています。
Q. 続編はオリジナルを見ていなくても楽しめますか?
直接の続編なので、先にシーズン4第1話を見ておくと人物関係や設定が分かりやすいです。クルーの“元ネタ”を知っているほど、続編の展開が刺さります。
Q. ミカエラ・コール(シャニア役)は続編に出ていますか?
出演していません。劇中で、シャニアは亡くなったことが示唆される形になっています。
Q. ジェシー・プレモンスは続編にも出ていますか?
出ています。ただし主役としてではなく、ロバート・デイリーのデジタルクローンという形での登場です。
まとめ
宇宙船カリスター号のキャストを、オリジナルと続編で整理しました。
- オリジナルは『ブラック・ミラー』S4E1「宇宙船カリスター号」(2017)。エミー賞受賞の人気回
- 主演はデイリー役ジェシー・プレモンスとナネット役クリスティン・ミリオティ
- クルーは、ウォルトン=ジミ・シンプソン、ヴァルダック=ビリー・マグヌッセン、パッカー=オシー・イクヒレ、ドゥダニ=ポール・G・レイモンド、シャニア=ミカエラ・コールなど
- キルスティン・ダンストとアーロン・ポールがカメオ出演
- 2025年に続編「インフィニティの中へ」(S7)が配信。主演はミリオティで多くのクルーが続投、シャニア役のコールは不在
二面性を演じ分けたキャストの妙が、この一見コミカルなレトロSFを現代の寓話に変えています。続編まで通して見ると、それぞれの俳優の振り幅がいっそう楽しめるはずです。


