宇宙シックス 原?ジャニーズJr.の伝説的グループ「宇宙Six」の軌跡とメンバーの現在を幅広く調査!

ジャニーズ事務所(現:STARTO ENTERTAINMENT)の歴史において、ジャニーズJr.内には数多くのユニットが結成され、その多くがデビューを目指し、あるいは先輩グループのサポートアクトとして、その実力を磨いてきました。その中でも、特に高いスキルと豊富なキャリアを持ち、多くの舞台やコンサートで「職人集団」として厚い信頼を得ていたグループがありました。それが「宇宙Six(うちゅうシックス)」です。

2016年に結成され、2020年にその活動を終えるまでの約4年間、彼らはジャニーズのエンターテイメントを最前線で支え続けました。特にメンバーであった「宇宙シックス 原」こと原嘉孝さんは、現在「timelesz」の新メンバーとして大きな注目を集めています。

宇宙Sixとは一体どのようなグループだったのか? なぜ彼らは「伝説的」と称されるのか? そして、キーワードである「宇宙シックス 原」をはじめとするメンバーたちは、どのような道を歩んできたのでしょうか。本記事では、宇宙Sixの結成から解散までの詳細な軌跡、そして6人のメンバーの「今」について、客観的な情報に基づき幅広く調査し、その全貌に迫ります。


🚀 宇宙シックスとは?その結成から解散までの歴史

宇宙Sixは、ジャニーズJr.の中でも特に実力と経験を兼ね備えたメンバーによって結成された、プロフェッショナルなパフォーマンス集団でした。彼らの活動は、ジャニーズの伝統的な舞台や、トップアイドルのコンサートに欠かせないものでした。

宇宙Sixの誕生 – 2016年、精鋭たちの集結

宇宙Sixが結成されたのは2016年11月です。当初のメンバーは、山本亮太さん、江田剛さん、林翔太さん、松本幸大さん、目黒蓮さん、そして原嘉孝さんの6名でした。

この結成は、ジャニーズJr.内での長いキャリアを持つメンバーと、当時頭角を現し始めていた若手メンバーが融合した形となりました。特に山本さん、江田さん、林さんは、前身ユニットである「They武道」のメンバーとして長年活動しており、その実力はジャニーズファンや先輩グループから高く評価されていました。

彼らが「宇宙Six」として初めて公式にお披露目されたのは、2016年11月から始まった嵐の5大ドームツアー『ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?』のバックダンサーとしてでした。トップアイドルの巨大なステージで、彼らは結成早々からその卓越したパフォーマンススキルを遺憾なく発揮しました。

グループの活動内容 – 舞台とバックダンサーとしての矜持

宇宙Sixの活動の二本柱は、舞台出演バックダンサーでした。

バックダンサーとしての宇宙Six

彼らは結成の経緯からもわかる通り、特に嵐のコンサートツアーには欠かせない存在でした。前述の『Are You Happy?』ツアーをはじめ、『ARASHI LIVE TOUR 2017-2018 「untitled」』など、数々のツアーに帯同。嵐の複雑なフォーメーションダンスや演出を完璧にこなし、メインである嵐のメンバーを立てつつも、自らの個性とスキルでステージに華を添えました。

彼らのパフォーマンスは、単なる「バック」に留まらず、コンサート全体のクオリティを引き上げる重要な役割を担っていました。その安定感と実力から、嵐のメンバーからも厚い信頼を寄せられていたと言われています。

舞台俳優集団としての宇宙Six

もう一つの柱である舞台活動においても、彼らは目覚ましい活躍を見せます。ジャニーズの伝統的な舞台である『Endless SHOCK』や『滝沢歌舞伎』シリーズへの出演はもちろんのこと、宇宙Sixとして主演を務める舞台も次々と成功させました。

  • 『30-DELUX NEW GENERATION THEATER featuring 宇宙Six「スクアッド」』(2018年)アクション劇団「30-DELUX」とのコラボレーションで、メンバーの高い身体能力とアクロバットが存分に活かされた作品となりました。
  • 『30-DELUX ACTION PLAY MUSICAL THEATER featuring 宇宙Six「のべつまくなし」』(2019年)江戸時代を舞台に、赤穂浪士の討ち入りを題材にしたフィクション・ミュージカル。メンバーそれぞれが個性的な役柄を演じ、グループとしての演技力の高さを示しました。翌2020年には『のべつまくなし・改』として再演もされています。

このように、彼らはジャニーズJr.でありながら、個々のスキルを武器に多方面で活躍する「職人集団」としての地位を確立していきました。

メンバーの変遷 – 6人から3人へ

約4年間の活動期間中、宇宙Sixのメンバー構成は変化しました。

  • 2018年3月:林翔太の脱退主に舞台での活動に専念するため、林翔太さんがユニットを脱退。以降は5人体制で活動を継続します。
  • 2019年1月〜8月:目黒蓮の兼任と脱退2019年1月、目黒蓮さんが「Snow Man」への加入を発表。それに伴い、宇宙SixとSnow Manの2グループを兼任することになりました。目黒さんは両グループの活動を精力的にこなしていましたが、2019年8月8日、Snow Manとしての活動に専念するため、宇宙Sixを脱退することが発表されました。これにより、宇宙Sixは山本亮太さん、江田剛さん、松本幸大さん、原嘉孝さんの4人体制となります。

突然の解散 – 2020年10月

4人体制となった後も、彼らは舞台『のべつまくなし・改』の主演や、ジャニーズJr.公式エンタメサイト『ISLAND TV』での動画配信など、精力的に活動を続けていました。

しかし、2020年10月、衝撃的なニュースが報じられます。メンバーの山本亮太さんがスキャンダル報道により、ジャニーズ事務所(当時)との専属契約を解除されたのです。

この事態を受け、残るメンバーである江田剛さん、松本幸大さん、原嘉孝さんの3名と、当時のジャニーズJr.を管轄していた滝沢秀明副社長(当時)との間で話し合いが行われました。その結果、3人は「連帯責任」としてグループの解散を選択。2020年10月4日をもって、宇宙Sixはその活動に幕を下ろしました。

個々の高いスキルを持ち、多くのファンに愛され、ジャニーズのエンターテイメントを支え続けたグループの突然の解散は、多くの人々に衝撃を与えました。


🌟 宇宙シックスのメンバー、そして「原嘉孝」という才能

宇宙Sixは、個性と才能溢れる6人のメンバーによって構成されていました。彼らがグループで培った経験は、現在の活動にも色濃く反映されています。ここでは、6人それぞれの経歴と、特に「宇宙シックス 原」として注目される原嘉孝さんの軌跡に焦点を当てます。

山本亮太 (やまもとりょうた)

  • 生年月日:1989年11月14日
  • 出身地:千葉県

山本亮太さんは、江田剛さん、林翔太さんと共に「They武道」のメンバーとして長年活躍。宇宙Six結成後は、実質的なリーダー的存在としてグループを牽引しました。

卓越したアクロバットスキルが持ち味で、ステージではダイナミックなパフォーマンスを披露。嵐のコンサートでは、振付の一部を担当するなど、コレオグラファーとしての才能も発揮していました。

前述の通り、2020年10月にジャニーズ事務所を契約解除となりました。その後、別の事務所に移籍し、江田剛さんとのユニット『えだりょ』を結成(現在は解消)するなど、ダンスや舞台を中心に活動を継続しています。

江田剛 (えだつよし)

  • 生年月日:1987年10月24日
  • 出身地:大阪府

江田剛さんも「They武道」からのメンバーであり、ジャニーズJr.としてのキャリアが非常に長い実力者です。

キレのあるダンスと表現力豊かなパフォーマンスに定評があり、宇宙Sixのステージを技術面で支える大黒柱の一人でした。また、嵐の『Japonism Show』in ARENAでは振付アシスタントを務めるなど、演出面でも才能を発揮。

宇宙Six解散後、2021年6月末をもってジャニーズ事務所を退所しました。現在は「H.I.J company」に所属し、舞台俳優として数多くの作品で主演を務めるほか、自身のライブ活動や演出家としても精力的に活動しています。

林翔太 (はやししょうた)

  • 生年月日:1990年2月8日
  • 出身地:神奈川県

林翔太さんも「They武道」出身。その最大の武器は、ジャニーズ内でも屈指と評される高い歌唱力です。

宇宙Six在籍時からその歌声は高く評価されていましたが、2018年3月にグループを脱退。これは、かねてより目標としていたミュージカル俳優としての道に本格的に専念するためでした。

その決断の通り、脱退後は『Endless SHOCK』や『ロジャース/ハート』、『悪魔の毒毒モンスター』など、数々の著名なミュージカルや舞台に出演。現在もSTARTO ENTERTAINMENTに所属し、日本を代表するミュージカル俳優の一人として確固たる地位を築いています。

松本幸大 (まつもとこうた)

  • 生年月日:1989年1月13日
  • 出身地:東京都

松本幸大さんは、明るいキャラクターとファンを惹きつける笑顔、そしてダイナミックなパフォーマンスで人気を集めました。

宇宙Six解散後もSTARTO ENTERTAINMENTに残り、ソロのタレントとして活動を継続しています。特に舞台での活躍が目覚ましく、『レ・ミゼラブル~惨めなる人々~』や『正義ノ嘘人』、『命のバトン』、タクフェス第13弾『くちづけ』など、数多くの作品で主演を務め、俳優としてのキャリアを着実に積み上げています。その情熱的な演技は高く評価されており、今後のさらなる活躍が期待されています。

目黒蓮 (めぐろれん)

  • 生年月日:1997年2月16日
  • 出身地:東京都

目黒蓮さんは、当時ジャニーズJr.内で人気急上昇中だった中、宇宙Sixに加入。180cmを超える長身と端正なルックスで、グループに新たな風を吹き込みました。

2019年にSnow Manへの加入と兼任が発表された際は大きな話題となりました。同年8月に宇宙Sixを脱退し、Snow Manのメンバーとして2020年にCDデビュー。

現在はSnow Manのメンバーとして国民的な人気を誇る一方、俳優としても『silent』や『月の満ち欠け』、『トリリオンゲーム』など数々の話題作に出演し、日本アカデミー賞を受賞するなど、俳優としても目覚ましい成功を収めています。

原嘉孝 (はらよしたか) – 「宇宙シックス 原」の核心

  • 生年月日:1995年9月25日
  • 出身地:神奈川県

そして、本記事のキーワードでもある「宇宙シックス 原」こと、原嘉孝さんです。

原さんは2010年にジャニーズ事務所に入所。同期には佐藤勝利さん(timelesz)や目黒蓮さんなどがいます。

「はらめぐ」コンビと苦悩のJr.時代

原さんは、同期である目黒蓮さんと非常に仲が良く、ファンからは「はらめぐ」コンビとして親しまれていました。宇宙Sixでもシンメトリー(対になる位置)でパフォーマンスを披露することが多く、人気を博していました。

しかし、その裏では長い下積み時代を経験しています。先にデビューした同期(佐藤勝利さん)のステージで、目黒さんと共に軍手をはめ、ステージセットの地球儀を動かすといった裏方作業を担当したこともあったと、後に語られています。二人は「絶対にあの(輝く)舞台に立とう」と誓い合ったというエピソードは、ファンの間で「地球儀の約束」として知られています。

宇宙Sixでの覚醒と舞台俳優としての開花

宇宙Six加入後は、その高い身体能力と情熱的なパフォーマンス、そして何よりも演技力で頭角を現します。

2019年には、イギリスのコメディ舞台『THE BANK ROBBERY!〜ダイヤモンド強奪大作戦〜』で、ジャニーズJr.でありながら舞台単独初主演を果たします。原さんが演じたのはスリ常習犯のサム・モノハン役。難易度の高いコメディ作品を見事に演じきり、俳優としての高いポテンシャルを証明しました。

解散、ソロ活動、そして「timelesz」へ

2020年の宇宙Six解散後、原さんはジャニーズ事務所に残り、ソロの俳優として活動を継続。2021年4月にはジャニーズJr.を卒業し、個人アーティストとして独立したページが開設されました。

ソロ活動中も、『トリリオンゲーム』で目黒蓮さんとの共演(ゲスト出演)を果たすなど、着実にキャリアを積んでいました。

そして2024年、大きな転機が訪れます。「Sexy Zone」から改名した「timelesz」が開催した新メンバーオーディション「timelesz project」に、原さんが参加していることが明らかになりました。

そして2025年2月、オーディションを経て、原嘉孝さんはtimeleszの新メンバーとして加入することが発表されました。宇宙Sixという「職人集団」で磨き上げたスキルと、苦悩の時代を乗り越えた精神力を持つ原さんの加入は、timeleszに新たな化学反応をもたらすものとして、大きな期待が寄せられています。


🌠 宇宙シックスの功績とメンバーの未来

宇宙Sixは、デビューという形には至らなかったものの、ジャニーズのエンターテイメント史において確かな足跡を残したグループです。彼らの功績と、メンバーそれぞれの未来について考察します。

宇宙シックスが残したもの

宇宙Sixの最大の功績は、ジャニーズJr.でありながら「プロフェッショナルな職人集団」としてのモデルケースを示したことです。

彼らは、先輩のバックダンサーを務める際、決して自分たちが目立つのではなく、メインのアーティストを最大限に輝かせることに徹しました。その高い技術とプロ意識は、嵐をはじめとする多くの先輩から絶大な信頼を得るに至りました。

また、ひとたび自分たちが主演を務める舞台に立てば、グループとしての一体感と個々の強烈な個性(アクロバット、ダンス、歌、演技)を爆発させ、観客を魅了しました。

デビュー組だけが輝くのではなく、舞台やサポートアクトという場所でも、トップレベルのエンターテイメントを提供できることを証明したのが宇宙Sixでした。

「宇宙シックス 原」の新たな挑戦

特に「宇宙シックス 原」こと原嘉孝さんの歩みは、多くのJr.やファンにとって希望の光となっています。

宇宙Sixの解散という困難を乗り越え、ソロの俳優として道を切り拓き、そして「timelesz」の新メンバーとして再びグループアイドルの最前線に戻ってきた彼のキャリアは、極めて異例であり、ドラマチックです。

彼が宇宙Six時代に培ったパフォーマンススキルと、同期・目黒蓮さんと誓った「地球儀の約束」に象徴される不屈の精神は、彼自身の大きな財産であり、timeleszという新しい場所で間違いなく輝きを放つことでしょう。

それぞれの道で輝き続ける「宇宙」

宇宙Sixは解散しましたが、6人のメンバーはそれぞれの場所で輝き続けています。

Snow Manとして頂点を極める目黒蓮さん。

ミュージカル俳優として不動の地位を築く林翔太さん。

主演舞台で観客を魅了し続ける松本幸大さん。

timeleszとして新たなスタートを切った原嘉孝さん。

そして、ジャニーズ事務所を離れた江田剛さんと山本亮太さんも、自ら選んだ道で舞台やパフォーマンス活動を続けています。

6人が集った「宇宙Six」という奇跡の期間は短かったかもしれません。しかし、彼らがそこで培った経験と絆は、それぞれの未来を照らす「宇宙」の光として、今もなお輝き続けているのです。


🪐 宇宙シックス 原嘉孝についてのまとめ

今回は宇宙シックスと、そのメンバーである原嘉孝さんについてお伝えしました。以下に、今回の内容を要約します。

・宇宙Sixは2016年11月に結成されたジャニーズJr.内ユニット

・当初のメンバーは山本亮太、江田剛、林翔太、松本幸大、目黒蓮、原嘉孝の6人

・嵐のドームツアー『Are You Happy?』でお披露目され、バックダンサーとして高い評価を得た

・活動の柱は先輩のバックダンサーと、グループでの主演舞台

・『スクアッド』や『のべつまくなし』などの主演舞台で高い身体能力と演技力を披露

・2018年に林翔太が舞台専念のため脱退

・2019年に目黒蓮がSnow Manと兼任開始、同年8月にSnow Man専念のため脱退

・2020年10月、山本亮太の契約解除を受け、残る3人の「連帯責任」という形で解散

・原嘉孝は2010年入所、同期は目黒蓮、佐藤勝利など

・原嘉孝と目黒蓮は「はらめぐ」コンビと呼ばれ、Jr.時代に裏方作業の悔しさを共有した(地球儀の約束)

・原嘉孝は2019年に舞台『THE BANK ROBBERY!』で単独初主演

・宇宙Six解散後、原嘉孝はソロの俳優として活動

・2025年2月、原嘉孝は「timelesz」の新メンバーオーディションを経てグループに加入

・他のメンバーもそれぞれの道で活動(林翔太、松本幸大はSTARTO所属、江田剛、山本亮太は退所後も活動、目黒蓮はSnow Manで活躍)

・宇宙Sixは「職人集団」としてジャニーズのエンターテイメントを支えた功績を持つ


彼らはジャニーズJr.という枠を超え、それぞれが確固たるスキルを持ったプロフェッショナル集団でした。その活動は、多くの後輩たちにも影響を与え続けています。

「宇宙シックス 原」こと原嘉孝さんが、timeleszという新しい場所でどのような輝きを放つのか、そして他のメンバーたちの今後の活躍からも、目が離せません。

この記事が、宇宙Sixという素晴らしいグループの軌跡と、メンバーたちの「今」を知るための一助となれば幸いです。


こちらの動画では、元メンバーの目黒蓮さんが所属するSnow Manのパフォーマンスをご覧いただけます。宇宙Sixで培われた経験が、現在の彼のパフォーマンスにも活かされていることが感じられるかもしれません。

Snow Man「W」Official Music Video

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