NHK Eテレで長年にわたり放送され、世代を超えて愛され続けている「ニャンちゅう」シリーズ。その最新作である『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』は、2018年度からスタートし、地球生まれのネコである主人公ニャンちゅうが、月面にある放送局を舞台に、宇宙人たちに向けて地球の魅力を発信するというユニークなコンセプトで人気を博しています。1992年のシリーズ開始から続く長い歴史の中で、番組の顔とも言えるニャンちゅうの声優交代や、番組を彩るおねえさん、そして個性豊かな仲間たちの存在は、常に視聴者の関心を集めてきました。
この記事では、『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』を支える現在の主要キャスト(出演者・声優)の情報はもちろん、番組を盛り上げるユニークなキャラクターたち、さらには30年以上にわたる「ニャンちゅう」シリーズの歴代おねえさんキャストの変遷に至るまで、その情報を幅広く調査し、詳しく解説していきます。番組の魅力と、それを形作るキャストたちの全貌に迫ります。
ニャンちゅう 宇宙 放送チューの現在の主要キャスト
『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』は、主人公のニャンちゅうを中心に、多彩なキャストたちが月面放送局を盛り上げています。ここでは、現在番組を牽引する主要な出演者・声優について、その役割や背景を詳しく見ていきましょう。
ニャンちゅう:声優交代の経緯(津久井教生から羽多野渉へ)
番組の絶対的な主人公であるニャンちゅう。地球生まれのネコで、なぜかねずみの服を愛用し、大好物はまんじゅう。その特徴的なダミ声と「お”〜い!」という呼びかけは、日本中の誰もが知るものとなっています。
このニャンちゅうの声を、1992年のシリーズ開始から約30年間にわたり担当してきたのが、声優の津久井教生氏です。津久井氏は、ニャンちゅうというキャラクターの「魂」を創り上げた、まさにレジェンドと言える存在です。しかし、2019年に難病である筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断されたことを公表。公表後も、想像を絶する闘病生活を送りながら、並々ならぬ情熱でニャンちゅうの声を担当し続けてきました。そのプロフェッショナルな姿勢は、多くの人々に感動と勇気を与えました。
2022年11月、津久井氏の療養に伴う形で、番組(当時は2022年度)の11月放送分から、一部の放送回で羽多野渉氏が代役を担当することが発表されました。そして、2023年度の放送からは、羽多野渉氏が二代目ニャンちゅうの声優として、その重責あるバトンを正式に引き継ぐこととなりました。
羽多野渉氏は、『僕のヒーローアカデミア』心操人使役や『アイドリッシュセブン』八乙女楽役など、数多くのアニメやゲームで活躍する実力派声優です。実は、羽多野氏は津久井氏と同じ事務所(81プロデュース)の直属の後輩にあたります。羽多野氏は、偉大な先輩である津久井氏から受け継いだニャンちゅうの「温かさ」と「想い」を大切にし、これまでのニャンちゅうのイメージを尊重しつつ、新たな息吹を吹き込んでいます。津久井氏が築き上げた30年の歴史と、羽多野氏が紡ぐ新しい歴史。二人の声優によって、ニャンちゅうはこれからも愛され続けることでしょう。
14代目おねえさん:ミライ(日向未来)の役割とプロフィール
「ニャンちゅう」シリーズに欠かせない存在が、ニャンちゅうと共に番組を進行する「おねえさん」です。現在の『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』でその大役を務めているのが、14代目おねえさんとなる「ミライ」です。
ミライを演じているのは、女優の日向未来(ひなたみらい)氏です。2024年4月の放送から、13代目おねえさんのマイラ(舞良)氏からバトンタッチする形で登場しました。日向未来氏は、2002年生まれの若手女優で、これまでにもドラマや舞台、CMなどで幅広く活躍しています。
番組内でのミライは、宇宙人のおねえさんとして、月面の放送局からニャンちゅうたちと共に地球の魅力を発信する役割を担っています。明るく好奇心旺盛なキャラクターで、ニャンちゅうとの息の合った掛け合いはもちろん、番組の各コーナーでも中心となって進行を務めます。子供たちに寄り添い、分かりやすく、そして楽しく情報を伝える姿は、まさに「ニャンちゅう」シリーズのおねえさん像そのものです。14代目として、日向未来氏がこれからどのような「ミライおねえさん」の世界を築いていくのか、大きな注目が集まっています。
おねんどお姉さん:岡田ひとみ(ひとみとコネル)の活躍
「ニャンちゅう」シリーズにおいて、「おねえさん」とは別枠で、長年にわたり絶大な人気と存在感を放っているのが「おねんどお姉さん」こと岡田ひとみ氏です。
岡田ひとみ氏は、粘土作品アーティスト(ねんどる)として活動しており、『ニャンちゅうワールド放送局』時代の2013年度から番組に出演しています。現在の『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』でも、人気コーナー「宇宙ねんど遺産」を担当。このコーナーでは、おねんどお姉さん「ひとみ」として登場し、粘土を使って地球の素晴らしい文化や自然(ねんど遺産)を精巧に創り上げます。その見事な手さばきと、優しく落ち着いた語り口、そして「こねこね〜」というお決まりのフレーズで、子供たちだけでなく大人までも魅了し続けています。
さらに、岡田氏は2022年度から、おねんど星の姫であり、「ひとみ」のお姉さんでもある「コネル」という新キャラクターとしても登場。ピンク色の華やかな衣装に身を包み、ひとみとは対照的に明るくハイテンションなキャラクターであるコネルとして、番組のストーリーパートにも深く関わっています。岡田ひとみ氏は、この「ひとみ」と「コネル」という二役を見事に演じ分け、番組の世界観をより豊かにしています。
番組を盛り上げるユニークな出演者:DANCE☆MAN
『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』には、非常に個性的で強力なキャストが参加しています。それが、アーティストのDANCE☆MAN(ダンス☆マン)氏です。
DANCE☆MAN氏は、ミラーボールを彷彿とさせる派手な衣装と、巨大なアフロヘアーがトレードマークのミュージシャンです。日本の音楽シーンにおいて、ファンクミュージックの第一人者として知られ、モーニング娘。の「LOVEマシーン」の編曲を手掛けたことでも非常に有名です。
そんなDANCE☆MAN氏が、Eテレの子供向け番組に、まさかの本人役(ダンス☆マン役)でレギュラー出演しているのです。番組内では、その卓越した音楽センスとファンキーなキャラクターを遺憾なく発揮。「地球のグルーヴを宇宙に発信する」という役割のもと、歌やダンスのコーナーを担当しています。本格的なファンクサウンドに乗せて、ニャンちゅうやミライたちとコミカルな掛け合いを繰り広げる姿は、番組の見どころの一つとなっています。教育番組に本物のアーティストが参加することで、音楽の楽しさや奥深さを子供たちに伝える、重要な役割を果たしているキャストと言えるでしょう。
ニャンちゅう 宇宙 放送チューを彩るキャラクターと歴代キャスト
主要キャストに加え、『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』の世界は、個性豊かなサブキャラクターや、番組を陰で支える声優陣、そしてシリーズの長い歴史によって彩られています。ここでは、番組を構成する重要な仲間たちと、その歴史に焦点を当てます。
宇宙の仲間たち:ベラボラ(比嘉久美子)と えーぞう(田尻浩章)
ニャンちゅうと共に月面放送局で働く、ユニークな宇宙人キャラクターたちも番組の魅力です。
ベラボラは、番組が『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』としてリニューアルした2018年度から登場している古参キャラクターです。ワラワラ星からやってきた宇宙人で、大きな唇から手足が生えたような、一度見たら忘れられない強烈なビジュアルをしています。地球のガラクタ(ベラボラにとっては宝物)を集めるのが趣味で、ニャンちゅうとは宇宙旅行中に出会ったという設定です。 このベラボラの声を担当しているのは、声優の比嘉久美子(ひがくみこ)氏です。比嘉氏は、アニメ『きかんしゃトーマス』の主人公・トーマス役(8代目)など、多くの子供向け番組で活躍しており、ベラボラの明るくおしゃべりな性格を見事に表現しています。
えーぞうは、2023年度から登場した比較的新しいキャラクターです。あいまい星からやってきたロボットペットのような存在で、当初は13代目おねえさんマイラのアシスタントとして登場しました。マイラが番組を卒業した後も、えーぞうは放送局に残り、引き続きニャンちゅうたちの仲間として活躍しています。地球や宇宙の情報に非常に詳しく、自身の名前でもある「えーぞう」が口癖です。 このえーぞうの声を担当しているのが、声優の田尻浩章(たじりひろあき)氏です。田尻氏は、実は12代目おねえさんタラスズが作った「モニターくん」の声も担当しており、『ニャンちゅう』シリーズにおいて複数の役柄をこなす器用な声優の一人です。
番組進行を支えるナレーター(駒田航)と人気コーナー
番組全体の進行をスムーズにし、視聴者を『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』の世界観に深く引き込む重要な役割を果たしているのが、ナレーションです。
現在の番組ナレーションを担当しているのは、声優の駒田航(こまだわたる)氏です。駒田氏は、アニメ『ヒプノシスマイク』の入間銃兎役などで知られ、その魅力的な低音ボイスで絶大な人気を誇ります。番組内では、宇宙人たちに向けて地球の情報を紹介するという設定のもと、落ち着いたトーンでありながらも、時にはコミカルに、時には壮大に、番組の各コーナーを繋いでいきます。
そのナレーションによって紹介される人気コーナーも、番組を支える重要な「キャスト」と言えるでしょう。 前述の「宇宙ねんど遺産」(おねんどお姉さん)や、DANCE☆MANの音楽コーナーに加え、「クイズ! 宇宙に夢チュー」では、地球や宇宙に関する様々な知識をクイズ形式で楽しく学べます。また、「地球キッズニュース」のコーナーでは、世界各地に住む子供たち(地球キッズ)が、自分たちの国の文化や暮らしをリポートします。これらの多彩なコーナーが、番組に深みと多様性をもたらしています。
30年以上の歴史:ニャンちゅうシリーズ歴代おねえさんキャスト(初代から現在まで)
「ニャンちゅう」シリーズの30年以上の歴史は、ニャンちゅうのパートナーである「おねえさん」の歴史でもあります。現在(2024年度)のミライ(日向未来)氏で、実に14代目となります。
シリーズは1992年度、『母と子のテレビタイム』内のコーナーとして始まりました。
- 初代(1992-1994年度):白石まるみ(まるみちゃん)
- 2代目(1995-1996年度):古村比呂(ひろちゃん)
- 3代目(1997-1998年度):石川ひとみ(ひとみちゃん)※『ニャンちゅうといっしょ』
- 4代目(1999-2001年度):笹峯愛(あいちゃん)
- 5代目(2002-2003年度):伊藤かずえ(かずちゃん)
- 6代目(2004年度):清水ゆみ(ゆみちゃん)※『ニャンちゅうワールド放送局』
- 7代目(2005-2006年度):菊地美香(みかちゃん)
- 8代目(2007-2008年度):鴻上久美子(くみちゃん)
- 9代目(2009-2012年度):柊瑠美(ミルちゃん)
- 10代目(2013-2014年度):河西里音(りおんちゃん)
- 11代目(2015-2017年度):横田美紀(みきちゃん)
そして、番組が現在の『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』にリニューアルされてからのおねえさんは以下の通りです。
- 12代目(2018-2022年度):鎮西寿々歌(タラスズ)
- 13代目(2023年度):舞良(マイラ)
- 14代目(2024年度-):日向未来(ミライ)
このように、時代を彩る様々なおねえさんたちが、ニャンちゅうと共に番組の歴史を紡いできました。
ニャンちゅう 宇宙 放送チューのキャスト情報まとめ
ニャンちゅう 宇宙 放送チューのキャストについてのまとめ
今回はニャンちゅう 宇宙 放送チューのキャストについてお伝えしました。以下に、今回の内容を要約します。
・『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』は2018年度から放送されているNHK Eテレの番組である
・主人公ニャンちゅうの声は現在、二代目の羽多野渉が担当している
・初代ニャンちゅうの声優は津久井教生で、約30年間担当した
・津久井教生は難病ALSの闘病中に羽多野渉へバトンタッチした
・現在(2024年度)のおねえさんは14代目のミライ(日向未来)である
・13代目おねえさんはマイラ(舞良)で、2023年度に出演した
・12代目おねえさんはタラスズ(鎮西寿々歌)で、2018年度から5年間務めた
・「おねんどお姉さん」として粘土アーティストの岡田ひとみが出演
・岡田ひとみは「ひとみ」と「コネル」の二役を演じている
・アーティストのDANCE☆MANが本人役(ダンス☆マン役)でレギュラー出演
・キャラクター「ベラボラ」の声優は比嘉久美子である
・キャラクター「えーぞう」の声優は田尻浩章である
・番組のナレーションは声優の駒田航が担当している
・「ニャンちゅう」シリーズの歴代おねえさんは現在で14代を数える
・初代おねえさんは白石まるみ(まるみちゃん)であった
『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』は、30年以上の歴史を持つ「ニャンちゅう」シリーズの伝統を大切にしながら、宇宙という新しい舞台で進化を続ける魅力的な番組です。 声優の交代劇や、代々受け継がれるおねえさんの存在、そして個性豊かなキャスト陣が、番組の奥深さを形作っています。これからもニャンちゅうと月面放送局の仲間たちが、地球の魅力を宇宙に向けて発信し続けてくれることでしょう。

