『宇宙忍者ゴームズ』のdvdは存在する?作品概要から関連情報までを幅広く調査!

『宇宙忍者ゴームズ』というタイトルを聞いて、懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか。1960年代に日本で放送され、その独特なキャラクターデザインとSFアクションで当時の子供たちを魅了したアメリカのアニメーション作品です。主人公ゴームズの「インビジブル・パワー!」の掛け声は、多くの人々の記憶に残っていることでしょう。

時を経て、私たちは様々な過去の映像作品をDVDやBlu-ray、あるいは動画配信サービスといった手軽な手段で再び楽しめるようになりました。しかし、『宇宙忍者ゴームズ』に関しては、「もう一度見たいけれど、どうやって見ればいいのかわからない」「そもそもDVDは発売されているのだろうか?」といった疑問の声が少なくありません。

この記事では、そうした長年のファンが抱く疑問に答えるべく、『宇宙忍者ゴームズ』のDVDリリース状況を中心に、作品の基本的な情報から、関連する派生作品、そして現状での視聴可能性に至るまで、幅広く情報を収集し、徹底的に調査しました。果たして、あの懐かしのヒーロー、ゴームズの活躍を再び高画質で楽しむ日は来るのでしょうか。

『宇宙忍者ゴームズ』のdvdリリース状況と作品概要

まず、『宇宙忍者ゴームズ』という作品がどのようなものであったか、そして最も気になる『宇宙忍者ゴームズ』のdvd化に関する現状について、基本的な情報を整理していきます。作品の背景を知ることで、なぜDVD化が待望されているのか、その理由も見えてくるはずです。

『宇宙忍者ゴームズ』とは?

『宇宙忍者ゴームズ』は、1966年にアメリカで放送が開始されたテレビアニメ『Space Ghost and Dino Boy』の、日本における放送タイトルです。制作は、『トムとジェリー』や『チキチキマシン猛レース』、『原始家族フリントストーン』など、数多くの名作アニメを生み出したアメリカの「ハンナ・バーベラ・プロダクション」が手掛けました。

アメリカ本国では、宇宙ヒーローである『Space Ghost(スペース・ゴースト)』のパートと、原始時代にタイムスリップした少年を描く『Dino Boy in the Lost Valley(ディノボーイ)』のパートがセットで放送されていました。しかし、日本では『Space Ghost』のパートのみが独立する形で、『宇宙忍者ゴームズ』という独自のタイトルを冠して放送されました。放送局はNETテレビ(現在のテレビ朝日)で、1966年(昭和41年)から放送が開始され、そのクールなヒーロー像と迫力あるアクションシーンで人気を博しました。

物語は、宇宙の平和を守る謎のヒーロー「ゴームズ」が、双子の少年少女「ヤン」と「ユードー」、そして宇宙猿の「ガス」と共に、宇宙征服を企む様々な悪党や怪人たちと戦うという、王道のSFヒーロー活劇です。ゴームズは透明になる能力(インビジブル・パワー)や、両手首につけた「パワー・バンド」から放つ多彩な光線を武器に戦います。

日本語版の吹替キャストも非常に豪華で、主人公ゴームズの声を担当したのは、渋い声で知られる名優・大塚周夫氏です。そのほか、ヤン役に田上和枝氏、ユードー役に高桑純子氏、そしてナレーター(および一部の敵キャラクター)を愛川欽也氏が務めるなど、当時の人気声優陣が作品を大いに盛り上げました。この印象的な日本語吹替版こそが、日本のファンにとっての『宇宙忍者ゴームズ』のイメージを決定づけたと言っても過言ではないでしょう。

主な登場キャラクター紹介

『宇宙忍者ゴームズ』の魅力は、その個性豊かなキャラクターたちにもあります。ここで、主要な登場人物と、彼らと対峙した代表的な敵について詳しく見ていきましょう。

ゴームズ (Space Ghost)

本作の主人公。本名や正体は一切不明という、ミステリアスな宇宙のヒーローです。黒いマスクと白いスーツ、黄色いマントという印象的なコスチュームに身を包んでいます。彼は「ゴースト宇宙基地」を本拠地とし、宇宙のあらゆる場所で発生する脅威と戦います。

最大の特徴は、両手首に装着された「パワー・バンド」です。このバンドには様々な機能が搭載されており、強力な破壊光線「デストロ・レイ」や、敵を凍らせる「フリーズ・レイ」、物体を溶かす「ヒート・レイ」など、状況に応じて多種多様な光線を撃ち分けることができます。

さらに、腰のベルトのスイッチを押すことで「インビジブル・パワー(透明化)」能力を発動でき、敵の目をくらませたり、潜入活動を行ったりします。飛行能力も備えており、宇宙空間を自由に飛び回ります。その冷静沈着かつ正義感の強い姿は、当時の子供たちの憧れの的でした。

ヤン (Jan) と ユードー (Jace)

ゴームズと共に戦う、双子の少年少女。ヤンが姉で、ユードーが弟です(設定によっては逆の場合もあるようですが、日本語版ではヤンが姉として描かれることが多かったようです)。彼らもゴームズ同様に飛行能力を持ち、戦闘ではゴームズのサポート役として活躍します。時には敵に捕らえられてピンチに陥ることもありますが、そのたびにゴームズに救出され、絆の強さを見せます。彼らの若さゆえの純粋な正義感は、物語にヒューマンドラマの側面を加えています。

ガス (Blip)

ヤンとユードーがペットとして飼っている宇宙猿。非常に賢く、言葉は話せませんが、人間と同等かそれ以上の知性を感じさせます。ガスもまた、ヤンやユードーと同じく飛行能力を持ち、独自の「インビジブル・パワー」も使用できるため、戦闘や偵察において重要な役割を担うことが多い、頼れるマスコットキャラクターです。

ミラーマン (Dino Boy)

前述の通り、原典である『Space Ghost and Dino Boy』のもう一方の主役が「ディノボーイ」です。本名はトッドと言い、パラシュートでの降下中に事故に遭い、恐竜や原始人が住む未知の谷「ロスト・バレー」に迷い込んだ少年です。彼はそこで出会った原始人ウーキーや、ペットのブロントサウルス「ブロンティ」と共に、谷でのサバイバル生活を送ります。

日本では『宇宙忍者ゴームズ』とは別番組として『怪獣王ターガン』の枠内で放送されたり、『ゴームズ』の仲間「ミラーマン」として紹介されたりするなど、少々複雑な扱われ方をしました。「ミラーマン」という名前は、彼が鏡(ミラー)のようにゴームズのピンチに駆けつける、といった意味合いでつけられた日本独自の呼称であったとされています。

敵キャラクター(怪人)

ゴームズが戦う敵は、宇宙征服を企む悪の帝王から、凶悪な宇宙怪獣まで多岐にわたります。中でも特に印象的なのが、カマキリのような姿をした「ゾラック (Zorak)」、金属質の体を持つ「モラー (Moltar)」、クモ型の「ブラキ (Brak)」などです。彼らはゴームズの宿敵として何度も登場し、卑劣な罠や強力なメカを駆使してゴームズを苦しめました。これらの個性的な悪役たちの存在も、作品の大きな魅力の一つとなっています。

日本国内でのdvd化の現状

さて、本題である『宇宙忍者ゴームズ』の日本国内におけるDVD化の状況です。

結論から申し上げますと、2025年現在、『宇宙忍者ゴームズ』の日本国内版(日本語吹替版を収録したもの)の正規DVDやBlu-rayは発売されていません。

多くのファンが長年にわたってソフト化を熱望しているにもかかわらず、なぜ実現しないのでしょうか。その理由はいくつか推測されますが、最も大きな要因は「権利関係の複雑さ」にあると考えられます。

まず、原版の権利はハンナ・バーベラ・プロダクションを吸収したワーナー・ブラザース(現ワーナー・ブラザース・ディスカバリー)が保有しています。一方で、日本で放送された「日本語吹替版」の音源に関する権利は、当時の放送局(NETテレビ、現テレビ朝日)や、日本語版を制作した会社、あるいは当時の出演者(声優)などが関わってくる可能性があります。

1960年代という古い作品であるため、日本語版のマスター音源(放送時に使用された音声データ)が良好な状態で保存されているかどうかも定かではありません。仮に残っていたとしても、その音源を使用してソフト化(DVD化)するための権利処理(許諾を得る作業)が非常に煩雑で、コストもかかることが予想されます。

また、商業的な側面も無視できません。DVDやBlu-rayを製造・販売するには多額の初期費用がかかります。メーカー側としては、「どれだけの売上が見込めるか」をシビアに判断する必要があります。『宇宙忍者ゴームズ』は確かに根強いファンを持つ作品ですが、それが現代において、採算が取れるほどの大きな市場規模を持っているかについては、メーカー側も慎重にならざるを得ないのかもしれません。

海外版(『Space Ghost』)のDVD/Blu-ray事情

日本国内でのDVD化が絶望的な状況である一方、アメリカ本国ではどうでしょうか。

調査したところ、アメリカでは『Space Ghost and Dino Boy: The Complete Series』というタイトルで、オリジナル版の全エピソードを収録したDVD-BOXがWarner Archive Collectionなどからリリースされています。これには、日本で『宇宙忍者ゴームズ』として放送された『Space Ghost』のパートと、『ミラーマン』の原典である『Dino Boy』のパートの両方が収録されています。

「それなら、その海外版DVDを購入すれば見られるのではないか?」と考える方もいらっしゃるでしょう。しかし、そこにはいくつかの大きなハードルが存在します。

第一に、「リージョンコード」の問題です。DVDには販売地域ごとに「リージョンコード」という制限が設けられており、日本(リージョン2)とアメリカ(リージョン1)ではコードが異なります。そのため、日本国内で販売されている一般的なDVDプレイヤーでは、アメリカで販売されたリージョン1のDVDは再生することができません。視聴するためには、「リージョンフリー」仕様のDVDプレイヤーを別途用意するか、パソコンのDVDドライブの設定を変更する(ただし変更回数に制限がある場合が多い)必要があります。

第二に、「言語」の問題です。当然ながら、海外版DVDに収録されているのはオリジナルの英語音声のみであり、日本のファンが慣れ親しんだ日本語吹替(大塚周夫氏らの声)は収録されていません。また、日本語字幕も収録されていないため、英語が堪能でない限り、ストーリーを正確に理解するのは難しいでしょう。

Blu-ray化に関しても、現状では『Space Ghost』のクラシックシリーズに関する高画質なBlu-rayリリース(HDリマスター版)の情報は、残念ながら確認できませんでした。

『宇宙忍者ゴームズ』dvd入手の代替手段と関連作品

正規の日本版DVDが存在しないとなると、『宇宙忍者ゴームズ』を再び視聴する方法はまったくないのでしょうか。ここでは、『宇宙忍者ゴームズ』のdvd入手に代わるいくつかの可能性と、知っておきたい関連作品について掘り下げていきます。

VHSやレーザーディスク(LD)の存在

DVDというメディアが普及する以前、映像ソフトの主流はVHS(ビデオテープ)やLD(レーザーディスク)でした。では、『宇宙忍者ゴームズ』のVHSやLDは過去に日本で発売されていたのでしょうか。

調査の結果、過去には日本コロムビアなどから、日本語吹替版を収録したVHSソフトが数巻リリースされていたことが確認できました。また、LDに関しても、セレクション版などが発売されていた時期があるようです。

これらのVHSやLDは、現在では当然ながら廃盤となっており、新品での入手は不可能です。しかし、中古市場、例えばネットオークション(ヤフオクなど)やフリマアプリ(メルカリなど)、あるいはレトロソフトを専門に扱う中古ショップ(駿河屋、まんだらけなど)では、今でも時折出品されることがあります。

ただし、これらを入手・視聴するにもハードルがあります。まず、希少価値が高まっているため、特に状態の良いものや全巻セットなどは、高額なプレミア価格で取引されているケースが少なくありません。

さらに、視聴するためには、現在では生産が終了しているVHSデッキやLDプレイヤーが必要になります。これらの再生機器自体も中古でしか入手できず、故障のリスクも伴います。また、VHSテープやLDディスクは、経年劣化によって映像や音声が乱れたり、最悪の場合は再生不能になったりしている可能性も考慮しなければなりません。

これらのリスクとコストを承知の上で、当時の日本語吹替版をどうしても見たいという熱心なファンにとっては、中古のVHSやLDを探すことが、現状で唯一に近い選択肢となっているのが実情です。

動画配信サービスでの視聴可能性

近年、映像視聴の主流となりつつあるのが、Netflix、Amazonプライム・ビデオ、Hulu、U-NEXTといった「動画配信サービス(VOD)」です。これらのサービスでは、多くの古いアニメ作品も配信されており、手軽に視聴することが可能です。

では、『宇宙忍者ゴームズ』の配信状況はどうでしょうか。

日本国内の主要な動画配信サービスを調査しましたが、残念ながら2025年現在、『宇宙忍者ゴームズ』(日本語吹替版)を公式に配信しているサービスは見当たりませんでした。

また、海外の配信サービス(例えばアメリカのHBO Maxなど、ワーナー系の作品を多く扱うサービス)でオリジナルの『Space Ghost』が配信されている可能性はありますが、前述の海外版DVDと同様、日本語吹替や日本語字幕は期待できませんし、日本からの視聴には地理的制限(ジオブロッキング)がかかっている場合がほとんどです。

YouTubeなどの動画共有サイトで、個人によって無断でアップロードされた(と思われる)『宇宙忍者ゴームズ』の映像が散見されることがありますが、これらは著作権を侵害した違法アップロードです。公式チャンネルによる正規の配信でない限り、視聴することは推奨されません。

『宇宙忍者ゴームズ』の派生・関連作品

『宇宙忍者ゴームズ』の調査を進める上で、非常に興味深い関連作品の存在が浮かび上がりました。それが『Space Ghost Coast to Coast(スペース・ゴースト コースト・トゥ・コースト)』です。

これは、1994年からアメリカのカートゥーン ネットワークで放送されたスピンオフ作品ですが、オリジナルの『宇宙忍者ゴームズ』とは似ても似つかぬ、驚くべき内容となっています。

なんとこの作品では、あのクールなヒーローであったはずのゴームズ(スペース・ゴースト)が、宇宙のどこかにあるスタジオでトークショーの司会者を務めているのです。かつての宿敵であったゾラックやモラーも、無理やりバンドメンバーやディレクターとして働かされており、スタジオでは常に不平不満を漏らしています。

番組には、実在のミュージシャンや俳優、著名人(例えば、ベック、ジム・キャリー、ビースティ・ボーイズなど)がゲストとしてモニター越しに出演し、ゴームズやゾラックたちとチグハグでシュールな会話を繰り広げます。オリジナルのアニメ映像を流用しつつ、全く新しいセリフとストーリーを当てるという手法で作られており、その独特なユーモアとカルト的な魅力で、アメリカでは大きな人気を博しました。

この『Space Ghost Coast to Coast』は、日本でもカートゥーン ネットワークで放送されたことがあり、一部では熱狂的なファンを生み出しました。

こちらの作品については、日本版のDVDも過去にリリースされていたようですが、現在では入手困難となっています。海外版のDVDは比較的入手しやすいようですが、やはりリージョンコードや言語の問題が伴います。

オリジナルの『宇宙忍者ゴームズ』のdvdを探している方にとっては直接の答えにはなりませんが、ゴームズというキャラクターが後年どのように扱われ、新たなファン層を獲得していったかを知る上で、非常に重要な作品と言えるでしょう。

『宇宙忍者ゴームズ』dvdを求めるファンと作品の魅力再考

ここまで『宇宙忍者ゴームズ』のdvdに関する様々な情報を調査してきました。結論として、日本国内で手軽に日本語版を視聴できるDVDや配信は存在しないという、ファンにとっては厳しい現状が明らかになりました。

『宇宙忍者ゴームズ』のdvd情報についてのまとめ

今回は『宇宙忍者ゴームズ』のdvdについてお伝えしました。以下に、今回の内容を要約します。

・『宇宙忍者ゴームズ』は1960年代に日本で放送されたアメリカのアニメである

・原題は『Space Ghost and Dino Boy』でハンナ・バーベラ・プロダクションが制作した

・日本国内版の正規DVDおよびBlu-rayは現在まで発売されていない

・ソフト化されない背景には権利関係の複雑さやコストの問題があると推測される

・アメリカ本国では『Space Ghost and Dino Boy』のコンプリートDVDが発売されている

・海外版DVDはリージョンコードが1であり日本国内の一般的なプレイヤーでは再生不可である

・海外版DVDには日本語吹替や日本語字幕は収録されていない

・過去に日本国内で日本語吹替版のVHSやLDが発売された履歴がある

・中古市場でVHSやLDを入手できる可能性はあるがプレミア価格や劣化リスクが伴う

・視聴には現在生産終了しているVHSデッキやLDプレイヤーが必要である

・日本国内の主要な動画配信サービスでの公式配信は確認できない

・ゴームズが司会を務める派生コメディアニメ『Space Ghost Coast to Coast』が存在する

・日本語版『宇宙忍者ゴームズ』のゴームズの声は声優の大塚周夫が担当した

・ミラーマンは原典では『Dino Boy』という別パートの主人公であった

・宿敵にはゾラックやモラーといった個性的な怪人がいる

『宇宙忍者ゴームズ』の日本語版DVDやBlu-rayの入手、あるいは配信での視聴は、2025年現在、非常に困難な状況であることがわかりました。過去に発売されたVHSやLDを中古で探すか、あるいは言語の壁を承知で海外版DVDをリージョンフリー環境で視聴するしか、正規の手段は限られているようです。

しかし、これほどまでにソフト化が熱望され続けていること自体が、『宇宙忍者ゴームズ』という作品が持つ不朽の魅力の証でもあります。今後、権利関係の問題がクリアになり、貴重な日本語吹替音源がマスターとなって、高画質なDVDやBlu-ray、あるいは公式配信という形で私たちの前に再び姿を現してくれる日を、心から待ちたいものですね。

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