銀河英雄伝説アニメの見る順番。旧作は映画から、新作はシーズン順に見れば迷わない

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『銀河英雄伝説』、見てみたいけれど「旧作と新作があって、結局どっちから・どの順で見ればいいの?」で止まってしまう作品ですよね。エピソード数も膨大なので、入口で迷う気持ちはよくわかります。私も全体像を整理したくて、公式の作品構成をまとめてみました。

先に結論です。まずは旧作か新作のどちらか1シリーズに絞ってOKです。旧作と新作はストーリーの大筋が同じで、しかも新作は旧作の続きではなく原作を作り直したものなので、両方を順番に全部見ないと話が繋がらない、ということはありません。そのうえで、旧作なら映画『わが征くは星の大海』から、新作なら『邂逅』→『星乱』→『激突』→『策謀』のシーズン順。これだけ押さえれば迷いません。

ここでは大前提(旧作と新作の関係)を整理したうえで、それぞれの見る順番、タイプ別のおすすめ、よくある疑問までまとめます。

まず大前提|旧作と新作は「別のアニメ化」で、続き物ではない

順番の前に、ここを誤解しているとずっと混乱します。銀河英雄伝説のアニメには、大きく2つの系統があります。

ひとつが旧作(通称・石黒監督版)。1988年から2000年ごろにかけて作られたシリーズで、本伝110話、外伝52話、長編映画というボリュームです。原作小説の結末までを映像化した、完結済みのシリーズです。

もうひとつが新作『銀河英雄伝説 Die Neue These』。2018年からProduction I.Gが手がけているシリーズで、同じ原作を現代の技術であらためてアニメ化したものです。ここが大事なのですが、新作は旧作の続編ではなく、原作を一からアニメ化し直した“作り直し”です。そして新作はまだ完結しておらず、続編(5期)が制作中です。新作の続きがいつ見られるかは別記事(銀河英雄伝説アニメ5期はいつから?)でまとめています。

つまり「旧作と新作を順番に全部見ないと話が分からない」わけではありません。まずどちらか1本に決める。これが迷わないいちばんのコツです。

旧作(石黒監督版)の見る順番

完結まで一気に見届けたい人向けの、王道ルートです。

王道ルートは映画『わが征くは星の大海』から

旧作は、本編の前に短い映画を挟むと導入がスムーズです。順番はこうなります。

  1. 映画『わが征くは星の大海』(1988年) ラインハルトとヤンが初めて戦場で相対する「第四次ティアマト会戦」を描いた作品です。二人の顔見せにあたり、世界観に一気に入れるので、ここから始めるのがおすすめです。
  2. 映画『新たなる戦いの序曲』(1993年) 本伝の第1話・第2話「アスターテ会戦」を、より高い作画でリメイクした映画です。本伝の1・2話を見る代わりにこちらを見ると、人物の背景まで丁寧に描かれていて没入感が上がります。
  3. OVA本伝 第3話〜第110話 上の映画で1・2話分をカバーしたら、本伝は第3話から接続します。ここからラインハルトの覇道とヤンの防衛戦が、全110話かけてじっくり進んでいきます。

なお、旧作にはもう1本『黄金の翼』という映画もありますが、これはコミカライズを原作にしていてキャラクターデザインや声優が本編と異なります。本編の流れだけ追いたいなら飛ばして問題ありません。

外伝は本伝のあとで

本伝110話を見終えたら、全52話の「外伝」が待っています。外伝は、ラインハルトとヤンが出会う前のそれぞれの過去を描いた前日譚です。

たとえば『白銀の谷』は、幼年学校を出たラインハルトとキルヒアイスの初陣を描いた話。ヤン側では、彼が「エル・ファシルの英雄」と呼ばれるようになるエピソードや、その後の若きヤンが歴史の謎を追う『螺旋迷宮』などがあります。本伝で散っていった人物たちの若い姿に再会できるので、本伝を完走したあとに見ると刺さり方が違います。きっちり時系列で追いたい人は、外伝を時系列順に並べ替えて見るのもありです。

新作(Die Neue These)の見る順番

こちらは「気軽に・テンポよく」入りたい人向け。見る順番は驚くほどシンプルです。

公開されたシーズン順に見るだけ

新作はシーズン制で、公開順に追えばそれで正解です。

  1. 第1期『邂逅』(第1話〜第12話) アスターテ会戦からイゼルローン要塞攻略、アムリッツァ会戦の前哨までの導入部。テンポがよく、初見でも入りやすいシーズンです。
  2. 第2期『星乱』(第13話〜第24話) アムリッツァ会戦の激闘と、帝国側の内乱(リップシュタット戦役)、同盟側のクーデターが描かれます。キルヒアイスら重要人物の運命が大きく動く山場です。
  3. 第3期『激突』(第25話〜第36話) イゼルローン要塞をめぐる攻防が中心。移動要塞ガイエスブルクを使った攻略戦や、ケンプ・ミュラーの奮戦が見どころです。
  4. 第4期『策謀』(第37話〜第48話) フェザーン自治領の陰謀が動き出し、ラインハルトが同盟への大規模侵攻作戦を決断するところまでが描かれます。

ここで一点、ネットでよく見る誤解を正しておきます。第4期『策謀』で「バーミリオン会戦」までいくと書かれていることがありますが、策謀で描かれるのは侵攻作戦が動き出す手前までで、バーミリオン会戦のような決戦は続編(5期)以降の範囲です。新作はこの策謀までで一区切りし、続きは続編待ちの状態です。
銀河英雄伝説アニメ5期はいつから?の記事へ

旧作との違い(映像・キャスト)

新作の魅力は、3DCGを駆使した艦隊戦の映像美です。旗艦ブリュンヒルトやヒューベリオンをはじめメカニックデザインも一新され、キャラクターデザインは菊地洋子さんらが担当しています。

声優陣も総入れ替えで、ラインハルト役は宮野真守さん、ヤン・ウェンリー役は鈴村健一さん、キルヒアイス役は梅原裕一郎さん。ナレーションは下山吉光さんが、歴史の語り部として落ち着いた重みを添えています。新作は原作の再アニメ化を掲げていて、旧作でカットされた描写を拾っている一方、白兵戦で帝国軍が装甲服をまとって戦うなど、映像作品としての独自アレンジも加えられています。

どっちから見る?タイプ別のおすすめ

迷ったとき用に、ざっくり指針を置いておきます。

  • 完結まで一気に見届けたい/重厚な雰囲気とクラシック音楽が好き
    → 旧作。本伝+外伝で物語が最後まで完結しているので、結末まで走り切れます。
  • まず気軽に、テンポよく、きれいな作画で入りたい
    → 新作。シーズンで区切られていて追いやすく、初見のハードルが低いです。

ファンの間でも旧作と新作に優劣の決着はついていません。気に入ったら、あとからもう一方も見て見比べる。これが結局いちばん満足度の高い楽しみ方だと思います。

よくある質問

Q. 新作だけ見れば物語は完結しますか?

いいえ。新作は第4期『策謀』まででまだ完結しておらず、続編(5期)が制作中です。結末まで一気に見届けたいなら、完結済みの旧作を選ぶのが確実です。新作の続きがいつから見られるかは別記事にまとめています。

Q. 旧作110話は長すぎて挫折しそうです。

シーズンの区切りで休みながら進めれば、思ったより追えます。それでも長さがネックなら、まずテンポの速い新作から入って、ハマってから旧作の110話に挑むという順番もおすすめです。

Q. 旧作と新作で、話の中身は変わりますか?

大筋は同じ原作がベースなので、物語の流れ自体は共通です。ただし演出・メカデザイン・キャラクターデザイン・声優が大きく違います。新作は旧作のリメイクではなく、原作からの再アニメ化という位置づけです。

Q. 配信で見られますか?

旧作・新作とも各種動画配信サービスで視聴できます。ただし配信状況は時期によって変わるので、最新の対応サービスは各サイトで確認してください。

まとめ

銀河英雄伝説アニメの見る順番は、ポイントを押さえればシンプルです。

  • アニメは旧作(石黒監督版)と新作(Die Neue These)の2系統。新作は旧作の続きではなく作り直し
  • まずはどちらか1シリーズに絞ればOK。両方を順番に全部見る必要はない
  • 旧作は映画『わが征くは星の大海』→『新たなる戦いの序曲』→本伝3話〜110話→外伝の順が王道
  • 新作は『邂逅』→『星乱』→『激突』→『策謀』のシーズン順。策謀の先(バーミリオン会戦など)は続編待ち
  • 完結まで見たいなら旧作、気軽に入りたいなら新作。優劣はないので好みで選んでOK

長く見えても、入口さえ決まれば銀英伝はあっという間に沼です。まずは映画1本か、新作の第1話から。気づいたら銀河の歴史にどっぷり浸かっているはずです。

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